あこがれの人

レポとも言い難いライブレポばかり書いています

RAWFUSION レポ

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2017年8月19日
「RAWFUSION」
@沖縄 那覇 MAFALi cafe

 

18日のライブ『身体と歌だけの関係』終盤で突如天馬さんから放たれた「明日もライブ出演します」の言葉に突き動かされ、行ってきました。

まずは、取り急ぎセットリストから。最初の5曲と最後の3曲以外は順不同、そして3曲ほど曲名がわからず書いていない曲があります。悪しからず。

 

DJセットリスト

  1. 踊るダメ人間(筋肉少女帯
  2. 日本印度化計画(筋肉少女帯
  3. ラブハラスメント(松永天馬)
  4. スローモーション(中森明菜
  5. LOVEずっきゅん(相対性理論
  6. あたしゆうべHしないで寝ちゃってごめんね(面影ラッキーホール
  7. タイガー&ドラゴンクレイジーケンバンド
  8. モナムール東京(ピチカート・ファイヴ
  9. フロイドと夜桜(SPANK HAPPY
  10. ゴーストライターアーバンギャルド
  11. come baby(岡村靖幸と石野卓球
  12. 身体と歌だけの関係(松永天馬)
  13. 好きな男の名前腕にコンパスの針でかいた(面影ラッキーホール
  14. ラブハラスメント(松永天馬)


本人が事前に「20時から22時の間に出ます!」とツイートしてくれていたのでそれに合わせて会場に入ると、少しして姫乃たまさんのDJが始まりました。「水玉病」を流して次の天馬さんのDJへ繋げてくれるような場面もあり。

姫乃たまさんの1時間のDJが終わって、21時ごろから松永天馬&おおくぼけいのDJが始まりました。突然の出演決定だったためかケーブルをiPhoneにつないでのDJだったり、天馬さんの髪の毛が潮でパサついて外にハネていたりと普段のライブだったら絶対見られないようなオフ感で、なんだか私は今すごいレアなものを見ているんじゃないか…とついドキドキしてしまいました。

 

天馬さんが「DJって何を流せばいいのか分からないんですけど…」と言っておもむろに流しはじめたのは筋肉少女帯「踊るダメ人間」で、会場内のボルテージは爆上がりでした。

「日本印度化計画」ではけいさまが歌う場面もあり、盛り上がったところで松永天馬「ラブハラスメント」へ。「DJだけど歌うから!」とツイートしていた通り、音源に合わせて歌ってくれました。2番ではいきなり「フリースタイルラップをやってと言われたけど俺にはできない」「DOTAMAさんともツーマンやったけどDOTAMAさんは何も言ってくれなかった 何か言ってくれDOTAMAさん」という旨のフリースタイルラップ(?)もありオーディエンスを沸かせていました。

そこから突然、中森明菜さんの「スローモーション」へ。ALiさんがすごい楽しそうに歌い踊っていたのが印象的でした。
間奏部分では、 松永「けいさまは明菜派ですか、聖子派ですか」おおくぼ「明菜派です」松永「明菜派ですかー。よこたんは正統派の聖子派らしいです。僕は楽曲派です。アイドルで選ばずに、曲で選びます」というような一幕も。

お次は相対性理論の「LOVEずっきゅん」。
『ここ ここ ここはどこ 沖縄 那覇 MAFALi cafe 乗り越して気づいた 明日は帰ります』という具合な替え歌も飛び出しました。しかしまさか天馬さんが「ラブ ラブ ラブずっきゅん」と歌う姿が見られるとは思っていなかったのでLOVEずっきゅんされてしまいました。

面影ラッキーホールの「あたしゆうべHしないで寝ちゃってごめんね」では、「僕、今回DJで面影ラッキーホールしか流さないよ!って言ってたんですけど、これがはじめての面影ラッキーホールですね」「これは面影ラッキーホールの『あたしゆうべHしないで寝ちゃってごめんね』って曲なんですけど、iTunes Storeで買えるので今すぐにでも買ってください」と話していました。面影ラッキーホールへの愛が強すぎてもはやDJというより布教では。しかし「好きな男の名前〜」はソロライブでも定番化しつつありますがこちらはほとんどライブで聴かないので、今回歌ってるのが聴けて嬉しかったです。

そして「僕、話が長いってよく言われるんですけど、そんな僕の歌です」という言葉で始まった、クレイジーケンバンドの「タイガー&ドラゴン」。
実を言うとこの曲はサビしか知らなかったので頭上にハテナマークを浮かべながら聴いていたんですけど、サビで「俺の話を聞け〜〜!」と熱唱する天馬さんを見て思わず吹き出してしまいました。話が長い君が好きだよ!

ピチカート・ファイヴの「モナムール東京」では、最初の台詞に合わせて『今の私 とっても悲しくて 涙が 涙が 涙が 涙が 涙が止まらないの』と読んで(歌って)くれたのでひとり歓喜していました。

次のSPANK HAPPYの「フロイドと夜桜」では、イントロを聴いて「ラヴクラフトの世界」のPVが勝手に脳内再生されましたが許してください。

そしてアーバンギャルドの「ゴーストライター」。イントロからアウトロまですべてが最高ですよね。天馬さんいわくこの曲のギターソロは加山雄三さんの『若大将』シリーズっぽく弾いてと頼んだそうです。

岡村靖幸さんと石野卓球さんの「come baby」では「ALiさんと姫乃たまさんと僕の共通点は岡村ちゃんが好きってことですね」という天馬さんの言葉通りALiさんも姫乃たまさんもとても楽しそうに踊っていて、やっぱり音楽はいいなという気持ちになったり。

松永天馬ソロverの「身体と歌だけの関係」や面影ラッキーホール「好きな男の名前腕にコンパスの針でかいた」で確実にこのDJが終わりに近づいていることを感じ寂しくなっていたところで二回目の「ラブハラスメント」。
天馬さんも「これまたやるの笑」と言いつつノリノリで、マイクを持ったままDJセットから離れオーディエンスの前まで来て歌ってくれました。DJ中もシャツのボタンを一個外したり留めたりを繰り返されなんとなく焦らされてる感があったので、サビ前でシャツをバッと脱いだときにカタルシスを感じました。
そのシャツをライブタオルのごとく左右に振ったかと思ったら、上半身裸のまま場外へ出ていき外のお客さんにやや引かれる天馬さんを見ながら『さすがは"いま、もっとも気持ち悪い男"だ』となぜか感心してしまったり、この人のファンになって本当に良かったとすら思ってしまった私も、きっとあの夜の魔法にかかっていたのかもしれません。

 


間違いなく私の夏はこの二日間にあり、同時にこの二日間で終わってしまったのだと実感せずにはいられない夜でした。

最高の夏をありがとう。




おわり